このコーナーでは、実際に店長が行った実験をもとに、おいしい燗酒の楽しみ方を紹介します。
※この実験は店長が個人的に行ったもので、すべての燗徳利で同じ結果が出るとは限りません。ご了承下さい。
計測日時:2009年2月5日(木) 17:45
室 温:22℃ 水温(酒の温度):18℃
実験概要:100℃に沸騰させたお湯を燗壷に注ぎ、1分間置いた後、徳利に酒を入れ(18℃)、
時間の経過と共に温度の変化を30分間計測しました。
※温度計は徳利に挿した状態で計測しております。特にかき混ぜたりはしておりません。
グラフ1の結果のとおり、熱湯を入れ、すぐの状態で徳利を挿すと、挿してから5から6分後には「飛びきり燗」から「熱燗」の状態を楽しむことができます。
実験補足:100℃の熱湯を燗壷に入れ1分間置いた後、燗壷内の水温は85℃程度になります。
計測日時:2009年2月7日(土) 16:45
室 温:21℃ 水温(酒の温度):18℃
実験概要:100℃に沸騰させたお湯を燗壷に注ぎ、5分間置いた後、徳利に酒を入れ(18℃)、
時間の経過と共に温度の変化を30分間計測しました。
※温度計は徳利に挿した状態で計測しております。特にかき混ぜたりはしておりません。
グラフ2の結果のとおり、熱湯を入れ、5分間置いた後、徳利を挿すと、挿してから5から6分後には「熱燗」から「上燗」の状態を楽しむことができます。
実験補足:100℃の熱湯を燗壷に入れ5分間置いた後、燗壷内の水温は77℃程度になります。
計測日時:2009年2月8日(日) 17:05
室 温:23℃ 水温(酒の温度):18℃
実験概要:80℃に温めたお湯を燗壷に注ぎ、1分間置いた後、徳利に酒を入れ(18℃)、
時間の経過と共に温度の変化を30分間計測しました。
※温度計は徳利に挿した状態で計測しております。特にかき混ぜたりはしておりません。
グラフ3の結果のとおり、80℃の熱湯を入れ、すぐの状態で徳利を挿すと、挿してから5から6分後には「上燗」から「ぬる燗」の状態を楽しむことができます。
実験補足:80℃の熱湯を燗壷に入れ1分間置いた後、燗壷内の水温は70℃程度になります。
実験に使った燗徳利は、店長が自ら美濃焼(みのやき)の窯元と交渉し、仕入れたものです。
店長もこの燗徳利を使って色んな温度で燗酒を楽しんでます。
一口メモ
お酒(日本酒)は、そのお酒の最適な温度のによって、そのお酒の持つ一番の状態を引き出すことができます。
【味が開く】温度:お酒の味わいが一番感じやすい温度帯のことを指します。
【香りが開く】温度:お酒の風味が一番感じやすい温度帯のことを指します。
また、同じお酒でも温度の違いによって味と香りの感じ方が異なります。
あなたのお好みの味と香りを探してみませんか? きっと、日本酒に対する考え方が変わると思います。
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