2.清酒の容器等に表示しなければならない事項の基準
次は、製品としての清酒の容器に表示しなければならない基準についての説明です。
清酒には、次の事項を、原則として8ポイントの活字以上の大きさの日本文字で表示することに
なっています。
(1)原材料名
清酒の製造時の原材料名を表示しなければなりません。
例)原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール
特定名称のお酒には、原材料名に加え、精米歩合をあわせて表示します。
例)精米歩合:60%
(2)製造時期
清酒の製造された年月を表示しなければなりません。
例)製造年月:平成21年3月 製造年月:21.03
製造年月:2009年3月 製造年月:09.03
などと表示されています。
(3)保存又は飲用上の注意事項
保存や飲用に注意が必要な場合、その旨を表示しなければなりません。
生酒のように火入れ(加熱殺菌処理)をしていないお酒は、保存時に日光を避けること、
高温多湿を避けること、などの注意事項が表示されています。
(4)原産国名
輸入酒の場合、その原産国を表示しなければなりません。
(5)外国産清酒を使用したものの表示
使用割合を10%の幅で表示してもよいことになっています。
ちょっと脇道。。
リカーショップシマヤでは、「輸入清酒」や「外国産清酒を使用した清酒」の取り扱いは、
現在のところ、ありません。
ただし、個人的にはとても興味があります。品質が確保されているものなら、取り扱ってみたいと
考えております。
既存の国産大手メーカーが海外で生産していることは既に知られておりますが、純粋に外国のメーカーが
海外で生産している清酒は、店長は知りませんので、探してみたいですね。
(1)から(5)のほかに、以下の事項も表示が義務付けられています。
(6)製造者の氏名又は名称
(7)製造場の所在地(記号で表示してもよいことになっています。)
(8)容器の容量
(9)清酒(「日本酒」と表示してもよいことになっています。)
(10)アルコール分